100段もの階段を上がるのは一苦労。でも階段の中腹でお地蔵さんが町を見守るようにお出迎え。息が上がったら一休みしましょう。
階段は厳しいなという人は、少し東側に迂回路の坂道も有ります。
やっとの思いで階段を上がり切って振り返ると山に囲まれた商店街を一望する眺め、遠くには凛々しい男体山。ジブリ映画を彷彿させるような土手の景色もポイントです。
そして階段上にも大子デパートで設置した案内看板。
この看板の「大子郷校文武館文庫」とある方が、先で書いた「迂回路」である。迂回路の途中、ちょうど大ケヤキの南側辺りにある大子町指定文化遺産が「文武館文庫」である。
嘉永3年(1850)春に建設され、県内で唯一現存する文庫となっている。
大ケヤキとグラウンドを駆け回る子供たちを横目に参道を進みます。
季節の良い時には緑に溢れた景色の心地よいお散歩コース。
参道の突き当りに見えてきたのが「十二所神社」です。
山に沿った小道を少し進んだ先にあるのが全国的にも珍しい「蒟蒻神社」。
蒟蒻粉の加工方法を開発し、現在の蒟蒻業界の始祖となった中島藤右衛門翁(1745年~1825年)を祀った神社です。
神社の脇にある一風変わった石壁。
蒟蒻の製造過程で使われていた物だそうです。
このあたりの高台から見える野山の風景、反対側の山の斜面には紅葉で有名な「永源寺(もみじ寺)」も見つかります。
また行きとは違う帰りの風景も新しい出会い。
大子に来たらぜひ階段と神社のお散歩コースを歩いてみてください♪